■ 鋼材 ■
銀三鋼は昔から和包丁の世界で良く使用されてきた伝統あるステンレス鋼で、切れ味を求められる和包丁においても料理人より信頼されてきた鋼材です。
白鋼、青鋼などの安来鋼を製造する日立金属がサビに強いステンレス鋼として造られたのが銀紙鋼で、その中で炭素量を増やし硬度を上げたのがこの銀三鋼になります。
ステンレス鋼の中でも長切れする鋼材ですので、長時間の使用する方に向いている包丁です。
■ 用途 ■
柳刃包丁は主に刺身を切るための包丁です。
もともとは関西で刺身包丁として使われていた包丁で、菖蒲の刃に形が似ていることから正夫(しょうぶ)と呼ばれることも有る和包丁を代表する包丁です。
刺身は引き切りで一気に切るため、刃渡りが長く、細身で、刃が薄く鋭いので切れ口がきれいに切れます。
刺身を切る以外にも皮を引いたりすることにも使用されます。
プロの方は300mm前後の長い柳刃包丁を使われます。
家庭用は210mm前後の柳刃包丁が人気です。
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